【お米にはどんな水がいい?】お米と水の関係を詳しく紹介!

【お米にはどんな水がいい?】お米と水の関係を詳しく紹介!

お米は乾物でもあり、生成食品でもあるので、精米後はできるだけ早く食べた方がおいしいご飯になります。

お米を炊飯するとご飯になり、ご飯の60%は水でできています。

ご飯は米と水だけでできているので、水がいかに大事かがわかりますね。

よく言われるのが、お米が取れる産地の水を使用するのが、一番おいしく炊けるそうです。

お米も人間と一緒で住んでいる馴染みのある水が合うのでしょう。

普段の私たちの生活ではそれは難しい問題です。私たちでも使用できる水でより美味しいご飯を炊くにはどうしたらいいか?

それにはお水について知る必要があります。

この記事でわかること

  • 軟水・硬水どっちがいい?
  • phの違いで味はかわるの?
  • 炊く水の温度も関係?
  • お米の洗い方、炊く時のポイント
  • 炊飯に使うお水の比較

以上のことを詳しく解説しています。

だいず
だいず

 この記事をみて毎日のおいしいご飯を炊く役立ててね!

生米とご飯の水分量

稲・籾米・玄米・白米について

お米は秋に収穫されて、稲から籾米にされて保存されます。

籾米の籾をとると玄米となり、さらに精米されて白米となります。

稲→籾米→玄米→白米の順番になります。

玄米の精米具合により、三分つき米五分つき米七分つき米白米と分けられます。

水分量

生米の状態での水分量は約15%あります。

生米を洗って、水加減して炊くご飯になると水分量はアップして60%にもなり、ご飯の6割が水分となりますので水の影響がいかにあるかがわかります。

お米は最初に水30%吸収する。

お米は乾物でもあるので、洗う時の最初の水が最も大切であり、お米と水が出会うと30%も水を吸収してしまいます

お米を洗う時に一番大切なことは

  • 最初の水をおいしいお水にする
  • ひと混ぜしたらすぐ捨てる

この2点を守ります。

すぐすてる理由は、最初に糠がたくさんついているのでそれを吸収してしまうと、ぬかくさいおいしくないご飯になってしまうためです。

だいず
だいず

研ぐときはすばやく手を動かすことが大切だよ。

洗い方

  1. 最初に美味しい水を入れてひと混ぜする
  2. すぐ水を捨てる

  3. 軽く研いで糠を落とす

  4. 2〜3回水(この時は水道水)をかえながら汚れをおとす

  5. もう一度軽く研ぐ

  6. 残った水が軽く透き通るくらいまで2〜3回水をかえる

  7. ザルにあげて水気をきる

炊き方

お米の約2割増しの水分(この時も美味しい水)、又はザルにあげて水気を吸収したお米と同体積の水を加えて炊飯する。

だいず
だいず

この時冷水を使うとさらにおいしくたけるよ!

炊き上がりをすぐおこす

炊き上がればすぐ底からしゃもじを使っておこして余分の水分をとばす。

その時おひつなどがあれば移すとおいしいご飯になります。

おひつのポイント

おひつは余分の水分を吸ってくれるので時間がたっても美味しいご飯になります。

冷めれば今度は逆に水分を放出してくれるので乾燥を防ぎ、適度な水分量を保ってくれます。

おひつについて説明している記事はこちらをどうぞ!

お水の種類

お米を美味しく炊くにはお水を知る必要があります。

硬水より軟水

日本の水は主に軟水になり、外国の水は硬水が多いです。

  • 軟水とは1ℓあたりのミネラル含有量が100mg以下のもの。
  • 硬水とは1ℓあたりのミネラル含有料が100mg以上のもの。

お米を炊くには軟水

軟水のお水を使うと米粒の中まで浸透し、つやよく炊けます。

それは米粒の中まで浸透すると熱を加えることにより、米粒の中心まで熱が伝わり、でんぷんがアルファ化され、おいしいくなります。

でんぷんのアルファ(α)化とは

生米に含まれてでんぷんは、ベーター(β)でんぷんと呼ばれ体にも吸収されにくいでんぷんです。生米を水と炊飯すると、加熱によりこのβでんぷんがアルファ化され、αでんぷんとなります。

αでんぷんは適度な粘りがでておいしく、吸収されやすいご飯になります。

硬水だとパサパサになる 

硬水はミネラル含有量が多いのが特徴です。

しかしお米を炊くときは逆にこのミネラルが邪魔をしてしまします。

米粒の中まで浸透しづらく、水分がないので米粒の中心まで熱が伝わりません。

そのためでんぷんのアルファ化が進まず、パサパサしたあまりおいしくないご飯が炊き上がってしまします。

また炊き上がりもカルシウムやマグネシウムなどのミネラルによって黄色ががる時もあるそうです。

phの違いでわかること

水溶液には酸性中性アルカリ性の3種類があり、わかりやすくphという値で表します。

1〜14までの数字が使われ、中性が7となりそれより低い数字が酸性、高い数字がアルカリ性となります。

水道水の場合は5.8〜8.6と制定され、場所や水質によってかわります。

ご飯を炊く場合はこの基準がよく、これより値が高いアルカリ性(ph9以上)になるとベタつき黄色味がかったご飯になってしまいます。

水の温度は低い方がいい

炊く時の水の温度にも気をつけたいところです。

炊く時の水は、冷水が一番おいしく炊けます。その理由は、お米のデンプンは80℃になる頃、糖分に分解されます

この80℃になるまでの時間が短いと十分に糖化されずご飯の甘味が出にくくなりますす。

炊く時の水を冷水にすることにより、80℃までの時間が長くなり、甘味があるおいしいご飯に炊き上がります。

逆に常温水や温水を使用するとすぐ80℃になってしますので、甘味がないパサパサの出来上がりになってしまいます。

炊飯に使うお水の比較

水道水浄水ミネラルウォーターウォーターサーバーナノバブル水素水
ご飯のおいしさカルキ臭軟水ならふっくら軟水ならふっくらふっくら
水の値段低価格低価格高価高価水道水なら低価格
ゴミの量なしなしペットボトルペットボトル(水道直結型ならゴミはなし)なし(水道水使用時)
米の浸透しやすさ軟水なら浸透しやすい硬水は浸透しずらい軟水なら浸透しやすい硬水は浸透しずらいナノバブルのため浸透しやすい

ナノバブル水素水で炊くとおいしい理由

画像引用 株式会社コスモスエンタープライズ

ナノバブルとは

  • ナノバブルとは0.0001mmの未満の超極細な泡
  • ナノバブルは超極細な泡のため液体は透明
  • ナノバブルの表面は−電荷をもつ
  • ナノバブルは水中で長時間持続する
    (一般的な泡は水中を上昇しやがて消えます)
  • ナノバブルは浸透力強

浸透力が高いので糠の落ちがよく、除菌水でもあるので時間がたっても安心していただけます

超極細の泡のため、米の芯まで浸透しやすいので熱が伝わりやすくでんぷんがアルファ化され、ふっくらとつやよいご飯が炊き上がります。

ナノバブルについて詳しい解説はこちらをどうぞ!

ナノバブル水素水についての詳しい解説はこちらをどうぞ!

お米のQ&A

お米の栄養素はなに?

お米の栄養素は炭水化物77% タンパク質6% 脂質0.9%であるが、その他にビタミン類、ミネラル、食物繊維などが含まれています。

うるち米ともち米は何がちがうの?

まずは見た目が違います。うるち米は半透明もち米は白く不透明であります。

主成分もうるち米はアミロースとアミノペクチンの2種がありますが、もち米はアミノペクチンだけである。

アミノペクチンは非常に粘度が高いためお餅にするために必要な成分でもあります。

アミロースは粘性をもっていないためうるち米より、もち米の方がお餅にむいているのがそのためです。

冷やご飯は太りずらい?

冷やご飯にはレジスタントスターチ(難消化デンプン)が含まれ、食物繊維と同様の働きがあります。

炊き立てのご飯は小腸や大腸にすぐ吸収され脂肪になりやすいですが、冷やご飯に含まれるレジスタントスターチは、小腸や大腸で吸収されにくいため、同じ量を食べてもカロリーが抑えられます。

レジスタントスターチはミネラルの吸収も抑制しないので、イライラや貧血にもなりにくいです。

まとめ

「お米とお水の関係」に焦点を当てて解説してきました。

生米とご飯のそれぞれの水分量は、生米は15%ご飯は60%あり、ご飯のほとんどはお水でできています。

お水のことを知ることが美味しいご飯を炊けることにつながります。

おいしいご飯を炊くためのポイント

  • 最初の水をおいしいお水にする
  • ひと混ぜしたらすぐ捨てる

お米の洗い方

  1. 最初に美味しい水を入れてひと混ぜする
  2. すぐ水を捨てる

  3. 軽く研いで糠を落とす

  4. 2〜3回水(この時は水道水)をかえながら汚れをおとす

  5. もう一度軽く研ぐ

  6. 残った水が軽く透き通るくらいまで2〜3回水をかえる

  7. ザルにあげて水気をきる

お水の種類

軟水
軟水のお水を使うと米粒の中まで浸透し、つやよく炊ける。 それは米粒の中まで浸透すると熱を加えることにより、米粒の中心まで熱が伝わり、でんぷんがアルファ化され、おいしいくなる。
硬水
ミネラルの影響により米粒の中まで浸透しづらく、水分がないので米粒の中心まで熱が伝わらない。
そのためでんぷんのアルファ化が進まず、パサパサしたあまりおいしくないご飯が炊き上が また炊き上がりもカルシウムやマグネシウムなどのミネラルによって黄色味ががる時もあるそうです。
ph
水道水の場合はph5.8〜8.6と制定され、場所や水質によってかわる。ご飯を炊く場合はこの基準がよく、これより値が高いアルカリ性(ph9以上)になるとベタつき黄色味がかったご飯になってしまう。
水の温度
炊く時のお水は冷水がよく、炊く時の水を冷水にすることにより、80℃までの時間が長くなり、甘味があるおいしいご飯に炊き上がる逆に常温水や温水を使用するとすぐ80℃になってしますので、甘味がないパサパサの出来上がりになってしまいます。

炊飯に使うお水の比較

水道水浄水ミネラルウォーターウォーターサーバーナノバブル水素水
ご飯のおいしさカルキ臭軟水ならふっくら軟水ならふっくらふっくら
水の値段低価格低価格高価高価水道水なら低価格
ゴミの量なしなしペットボトルペットボトル(水道直結型ならゴミはなし)なし(水道水使用時)
米の浸透しやすさ軟水なら浸透しやすい硬水は浸透しずらい軟水なら浸透しやすい硬水は浸透しずらいナノバブルのため浸透しやすい

炊き方のポイント、お水の性質や種類を知り、毎日炊くご飯の参考にしてくださいね。

その他にも水にまつわることやナノバブル水素水について詳しく解説しています。

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